私が人生で一番もてた時期は小学生であったと思う。小学校1,2年時の同級生K君は私を好きになってくれた男の子だった。(自分で言っててすみません・・・でもその後の人生は失敗続きなんで―切腹。)
低学年のとき、学級委員長・副委員長という制度はまだなかったけど、私とK君はそれらしきことをさせられていた。K君は近所の理容室の息子で、店舗も兼ねた家は長細くてたしか3階建てで、よく遊びに行っていた。当時K君が持っていた電子ゲームで遊ぶことも私の目的だった。特にK君が好きで遊んでいたわけではなかったと思う。
そんな私の心を知らずに周りのみんなは私とK君が付き合っていると思っていたと思う。K君が他の女の子としゃべったりしてると、友達が私に「mariちゃんがいるのに」というようなことを言ってきたし。
そんな関係でいたので、当時の私はバレンタインデーにはK君にチョコをあげないといけないという気になっていたのだろう。ちっちゃなハートのチョコが数粒入っているチョコレートをプレゼントした。後でK君の母親から聞いた話で、K君は私があげたチョコレートを冷蔵庫にしまって、大事に1個づつ食べていたらしい。本心は「義理」だったので、今でも悪かったなあ~と思う。
その後、私が転校したため「ジ・エンド」となったけど、転校のときにもらった手紙には「大きくなったらmariちゃんの家の近くに家を建てるので安心してください」と書いてあったことを今でも覚えている。それから会うこともなかったけど、大学に合格したとき、突然お祝いの電話をくれた。K君は学習院大学に行くと言っていた。その後のことは全く分からない。もういいお父さんになってるかも・・・?